Q113

ローカライジングに当たって必要なパートナーはデザイナーのみ?それ以外にも必要でしょうか?

2 answers

A1

回答日
 2017.04.13

現地の事情に詳しいコーディネーターやディストリビューターと長期間契約を結んでローカライズの戦略を練る

事業者さんの体制や、予算の規模によっても変わってきます。海外進出のノウハウがなければ、現地の事情に詳しいコーディネーターやディストリビューターと長期間契約を結んでローカライズの戦略を練る必要があるでしょう。

デザイナーも、現地の人と組めばいいというわけではありません。デザイナーは日本人を起用するけれども、現地の人に市場調査を依頼し、集約したデータを分析してデザインに反映させるといった方法もあります。

現地デザイナーを起用する時も、目的によってアプローチ方法が変わってきます。例えば、ショルテン&バーイングスというオランダの世界的なデザイナーが有田焼とコラボレーションして話題になりましたが、まず彼らと組むこと自体が、有田焼にとっては大きな価値があるわけです。世界中の人に「ARITA」の名をアピールできるわけですから、ひとつの国だけでなく、全世界のターゲット層にリーチをかけたい時は有効でしょう。いわば、世界に対するローカライジングとも言えるわけで、目的に応じたマッチングができるかどうかが、ローカライズを成功させるためのポイントとなってきます。

 

事業者さんの体制や、予算の規模によっても変わってきます。海外進出のノウハウがなければ、現地の事情に詳しいコーディネーターやディストリビューターと長期間契約を結んでローカライズの戦略を練る必要があるでしょう。

デザイナーも、現地の人と組めばいいというわけではありません。デザイナーは日本人を起用するけれども、現地の人に市場調査を依頼し、集約したデータを分析してデザインに反映させるといった方法もあります。

現地デザイナーを起用する時も、目的によってアプローチ方法が変わってきます。例えば、ショルテン&バーイングスというオランダの世界的なデザイナーが有田焼とコラボレーションして話題になりましたが、まず彼らと組むこと自体が、有田焼にとっては大きな価値があるわけです。世界中の人に「ARITA」の名をアピールできるわけですから、ひとつの国だけでなく、全世界のターゲット層にリーチをかけたい時は有効でしょう。いわば、世界に対するローカライジングとも言えるわけで、目的に応じたマッチングができるかどうかが、ローカライズを成功させるためのポイントとなってきます。

 

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中條永味子

COORDINATOR

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A2

回答日
 2017.04.17

その国の「社会の仕組み」に精通している人とのネットワークが重要だと考えています。

前提として、海外向けにローカライズをする必要があるかどうかは、社内でよくディスカッションしておく必要はあります。日本の雰囲気をそのまま生かしたほうが海外で人気が出るケースもあるからです。その上で、今の製品群では海外展開が難しいと感じた場合、現地の文化や暮らしを取り入れていくことになります。

ローカライズのために一般的に必要なのは、現地のデザイナーとマーケットに通じている人材とのペアだと思いますが、個人的には、その国の「社会の仕組み」に精通している人とのネットワークが重要だと考えています。ターゲットとなる国がどのような経済事情なのか、所得や物価はどうなのかなどの知識があると、より現地の暮らしに近い展開ができるのではないかと思うのです。

弊社は、そうした立ち位置から事業者さんのパートナーとなることを目指しています。例えば、これまで携わったプロジェクトでは、私が企画全体のコンセプト決めや舵取りをしつつ、弊社のスタッフが通訳として、事業者と現地デザイナーとのコミュニケーションをサポートしました。最初から大人数のチームにすると情報共有に苦労しますので、少数精鋭でスタートして徐々に広げていくほうがいいと思います。

前提として、海外向けにローカライズをする必要があるかどうかは、社内でよくディスカッションしておく必要はあります。日本の雰囲気をそのまま生かしたほうが海外で人気が出るケースもあるからです。その上で、今の製品群では海外展開が難しいと感じた場合、現地の文化や暮らしを取り入れていくことになります。

ローカライズのために一般的に必要なのは、現地のデザイナーとマーケットに通じている人材とのペアだと思いますが、個人的には、その国の「社会の仕組み」に精通している人とのネットワークが重要だと考えています。ターゲットとなる国がどのような経済事情なのか、所得や物価はどうなのかなどの知識があると、より現地の暮らしに近い展開ができるのではないかと思うのです。

弊社は、そうした立ち位置から事業者さんのパートナーとなることを目指しています。例えば、これまで携わったプロジェクトでは、私が企画全体のコンセプト決めや舵取りをしつつ、弊社のスタッフが通訳として、事業者と現地デザイナーとのコミュニケーションをサポートしました。最初から大人数のチームにすると情報共有に苦労しますので、少数精鋭でスタートして徐々に広げていくほうがいいと思います。

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柴田裕介

CREATIVE DIRECTOR

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