Q26

ローカライジングでやるべきことは?

4 answers

A1

回答日
 2017.03.17

国内外のオブザベーション

現在の私の職場では、国内外のオブザベーションを行うことで、その地域性やリアルなニーズ、課題を可視化し、商品開発や、プロモーションの仕方を検討しています。一見大変そうに見える観察作業ですが、一番確信の持てる方法です。

現在の私の職場では、国内外のオブザベーションを行うことで、その地域性やリアルなニーズ、課題を可視化し、商品開発や、プロモーションの仕方を検討しています。一見大変そうに見える観察作業ですが、一番確信の持てる方法です。

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矢野直子

DESIGNER

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A2

回答日
 2017.03.17

あたりまえだと思っていることをまず疑う

海外だと共通認識がそもそもない場合が多い。海外の人と話をしていて「結局それって何なの?」と聞かれてしまうことは良くあります。なので、ローカライズするうえでは、これは分かっているだろうという前提を疑ってかかること。あたりまえだと思っていることをまず疑うことが肝心です。また、サイズのローカライズも重要です。タオルや食器などは欧米では大きいですし、ヨーロッパとアメリカでも少し違います。日本ではコンパクトであることが美徳とされていますが、それをそのまま持っていっても通用しません。色展開など、そういう細かい部分でのローカライズも必要ですね。

海外だと共通認識がそもそもない場合が多い。海外の人と話をしていて「結局それって何なの?」と聞かれてしまうことは良くあります。なので、ローカライズするうえでは、これは分かっているだろうという前提を疑ってかかること。あたりまえだと思っていることをまず疑うことが肝心です。また、サイズのローカライズも重要です。タオルや食器などは欧米では大きいですし、ヨーロッパとアメリカでも少し違います。日本ではコンパクトであることが美徳とされていますが、それをそのまま持っていっても通用しません。色展開など、そういう細かい部分でのローカライズも必要ですね。

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山田遊

CREATIVE DIRECTOR

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A3

回答日
 2017.03.21

“グローバルローカライゼーション”です

現地のお客さまの趣向やニーズを一番よく知っているのは、日本のプロデューサーやデザイナーではありません。まずは現地のバイヤーや販売の最前線にいるプロを通じて、現地ニーズをくみ取り、そのうえでいかに日本の特徴や他の国と差別化できる素材や技術などを活かした商品にできるかが勝負です。

グローバル人材(海外バイヤーや海外デザイナー)に上手く日本の特徴を引き出してもらって、現地ニーズに合わせた物を作れるかが重要で、私はそのことを“グローバルローカライゼーション”と呼んでいます。

現地のお客さまの趣向やニーズを一番よく知っているのは、日本のプロデューサーやデザイナーではありません。まずは現地のバイヤーや販売の最前線にいるプロを通じて、現地ニーズをくみ取り、そのうえでいかに日本の特徴や他の国と差別化できる素材や技術などを活かした商品にできるかが勝負です。

グローバル人材(海外バイヤーや海外デザイナー)に上手く日本の特徴を引き出してもらって、現地ニーズに合わせた物を作れるかが重要で、私はそのことを“グローバルローカライゼーション”と呼んでいます。

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西堀耕太郎

ARTIST

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A4

回答日
 2018.06.14

イノベーティブな商品ならユーザー視点を大切に

ローカライジングが必要かどうかは、ケースバイケースです。ターゲットとする国の人たちの使い勝手に合わせるならば、そのライフスタイルを踏まえてローカライズするべきです。中でも、新しいイノベーティブな商品はターゲット市場への対応が必須ですし、現地ユーザーの視点を取り入れたものづくりが求められます。

一方で、“日本のモノが欲しい”というニーズに対しては、むしろローカライズしないほうがいいかもしれません。使い方を海外の人たちに委ねるのもアリだと思います。たとえばお茶碗をカフェオレボウルとして使うなど、気に入ったモノを自分のライフスタイルの中でいかに活かすかを考えるはずなんです。歴史ある商品、日本というバックボーンがしっかりある商品を変にローカライズすると、むしろ良さが消えてしまう可能性があります。どのような特質を持っているかを見極めてから、ローカライズすべきかどうか考えてみてはいかがでしょうか。

ローカライジングが必要かどうかは、ケースバイケースです。ターゲットとする国の人たちの使い勝手に合わせるならば、そのライフスタイルを踏まえてローカライズするべきです。中でも、新しいイノベーティブな商品はターゲット市場への対応が必須ですし、現地ユーザーの視点を取り入れたものづくりが求められます。

一方で、“日本のモノが欲しい”というニーズに対しては、むしろローカライズしないほうがいいかもしれません。使い方を海外の人たちに委ねるのもアリだと思います。たとえばお茶碗をカフェオレボウルとして使うなど、気に入ったモノを自分のライフスタイルの中でいかに活かすかを考えるはずなんです。歴史ある商品、日本というバックボーンがしっかりある商品を変にローカライズすると、むしろ良さが消えてしまう可能性があります。どのような特質を持っているかを見極めてから、ローカライズすべきかどうか考えてみてはいかがでしょうか。

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浜野貴晴

CREATIVE DIRECTOR

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