2017.03.21

「日本にないモノ」は「世界にもないモノ」……旧式織機で織り上げる画期的なストール【前編】

「発明」と「デザイン」が織り成す比類なきモノづくり

全国から集めた旧式織機を復元・カスタマイズし、織りの新たな可能性を追求する工房織座。
デザイナーとの協業によって、「工芸」という枠組みを脱却。国内外のデザイン賞を多数受賞し、満を持して海外進出へと舵を切る。

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事業者

古き織機を蘇らせ、織りの新たな可能性を追求する独創的な織物メーカー

タオルメーカーで長年働きながら、歴史的な織機の復元製作と研究を続けてきた武田正利氏が、2005年に立ち上げた織物メーカー。旧式織機をカスタマイズした特殊な織り機で、独創的な織物を創り続けている。
■受賞歴
2008年、21世紀えひめの伝統工芸大賞 準大賞 「コットンキャップ」
2009年、ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞 『昭和初期のレトロ織機を操り世界初の「たてよこよろけもじり織り」や独創的商品の開発』
2010年、グッドデザイン賞 「ITO WAVE・FLASH・CONTRAST」、アジアデザイン賞 「ITO」
2013年、グッドデザイン賞 「ITO FLARE」

 

工房織座

日本・愛媛
住所:愛媛県今治市玉川町鬼原甲55
TEL 03-3797-4788
FAX 03-3797-4688
http://www.oriza.jp/

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イベント

山田遊氏のmethodが全体監修を手掛けるイベント「燕三条 工場の祭典」

金属加工の産地、新潟県燕三条地域とその周辺地域で開催されるイベント。名だたる工場が、一斉に工場を開放し、工場でのものづくり体感を提供する。2013年にスタートし、年々注目度が高まり、規模・内容も発展している。

 

燕三条 工場の祭典

日本・新潟
会場:新潟県三条市・燕市全域、及び周辺地域
開催:毎年
http://kouba-fes.jp/

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アワード

社会を豊かな未来へ導く「グッドデザイン」を選定するデザイン賞

公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、Gマークで知れれる日本を代表するデザイン賞。有形無形を問わず、社会を豊かな未来へ導くグッドデザインを選定。家電やクルマなどの工業製品から、住宅や建築物、各種のサービスやソフトウェア、パブリックリレーションや地域づくりなどのコミュニケーション、ビジネスモデルや研究開発など、さまざまなな物事が応募される。

 

グッドデザイン賞

実施:毎年 応募は4月
http://www.g-mark.org/

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展示会

日本が誇るクリエイティブの祭典

NYで開催されていたデザイナーズサタデーの東京版としてスタートしたデザイン、クリエイティブの総合イベント。1997年に「東京デザイナーズウィーク」に改称、2015年から現在の「TOKYO DESIGN WEEK」に。デザイン・アート・ミュージック・ファッション・インタラクティブなど、ありとあらゆるクリエイティブが繰り広げられる祭典で、約10万人が来場する。

 

TOKYO DESIGN WEEK

日本・東京
開催:毎年秋
http://tokyodesignweek.jp/