Utsuwa.Guide
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Chiyoda-ku, Tokyo, JAPAN
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ミッション
うつわ専門店「花田」は「料理が主役、うつわは脇役」という考えのもと、日本の食卓を豊かにするためのうつわづくりに40年間専念してきました。その経験を活かし、日本食の専門家とチームを組んで、海外でも「和食器の使い手」の育成を図ります。まずは在留邦人が多く、日本の食文化への関心も高い北米で「食文化提案型の売り場づくり」で小売店の販路開拓し、料理とうつわづくりの実演販売で、現地メディアにPRします。
プロダクトについて
たとえば煮魚を崩さずに盛れる大皿、薬味をそっと置く小鉢、涼しげな見た目で夏の食材を引き立てるガラス食器など。世界を見渡しても、和食器ほど料理に合わせた多彩な姿を持つ食器はそう見当たりません。うつわ専門店「 暮らしのうつわ花田」も、日本各地にいる数百名のうつわ作家と深い交流を重ねながら、これまで数万種類の和食器を提供してきました。作家性や地域風土を携えながら、料理が持つ個性を十全に引き出すために作られた名脇役としての和食器。その魅力を世界に広げるため、それぞれの国の人々が普段から使え、日々の食卓を彩る基本のうつわをそろえました。
プロダクトラインナップ
プロジェクトの過程
プロジェクトにかかった費用
830 万円
- 円
日本 1 万円
海外 1.5 万円
944 万円
出展先:展示会ではなく、ニューヨークおよびロンドンのギャラリー小売店を60軒ほど、独自にリサーチし、直接売り込みを実施。
取引先:Sara Japanese Pottery(アメリカ、ギャラリー)、一保堂(アメリカ、小売店)、Sozai Cooking School(イギリス、料理教室)、Megumi's(イギリス、料理教室)、Jennifer Joyce(イギリス、個人、料理家)
なし
海外販売に向けた課題を解決することで、国内のオンライン販売の拡大、特に“東京の店舗に来られない顧客”の獲得と売上げアップに貢献することがわかりました。年間10万円以上、オンラインで購入するリピーター顧客の数が、対前年比で4倍以上に増加。オンライン販売の拡大により、総売上げも20%以上伸長しました。そもそも、従来の“作家のうつわ”の顧客は、1~2点の購入から始まり、店舗や展示会に通いながらうつわが好きになっていくものでした。自宅のうつわが徐々に作家のものに置き換わり、あるタイミングで一気に転換が起きるのです。こうした“顧客ライフタイムバリュー”の最大化を、これまでは店舗での丁重な接客で実現してきましたが、地方在住の顧客やInstagramなどのSNS世代からのオンライン購入が急拡大している現状を考えると、今後は海外展開を行いつつ、店舗とオンラインのリアルタイムな在庫の同期や、販売量の増大に伴う作家との受発注業務の効率化が急務となってきます。もちろん、オンラインでも店舗と同じようなおもてなしが重要です。
プロジェクトチーム