展示会で良い場所はどうすれば確保できる？

展示会のブースの配置を決めるのが、いったい誰なのかということに注目する必要があります。実は、主催者にはブースの配置を決定する権限はありません。権限を持っているのは、ホールの責任者です。ですから、その責任者にプレゼンをする必要があります。

その展示会のテーマを徹底的に研究し、いかにマッチした展示ができるかをアピールするわけです。いい場所は、全世界から狙われています。その中でいかにアピールできるか、そのためにいかに努力できるかが問われていると言ってもいいでしょう。

実際、いくら規模が大きな展示会であっても、ほとんど人が立ち寄らない場所もあります。そんな場所に出展するくらいなら、出展しないほうがマシです。少しでもいい場所を確保するために、可能な限りの情報を集めて、権限を持っている人にアピールしなければなりません。

第一に、商品力と見せ方、つまりブランディングにこだわることが重要。展示会の主催者側は、ブランディングが長けている出展者を、フロントに持っていきたくなるものなのです。次に、展示会の日本のエージェントに会いにいき、プレゼンテーションすること。とにかくブランディングにこだわり、相手に良い場所を与えたくなるコミュニケーションが大切です。

基本的に出展回数の多い出展者が優遇される傾向にあるので、最初のうちはあまり過度な期待せずに、まずは出展してみることが重要です。その際、評判が良ければ主催者の目に留まりやすいでしょうし、目に留まれば次回以降の出展場所もよくなっていくものと思われます。