2016.07.25

てぬぐいの世界進出の過程に詰まった。 打って出るためのありとあらゆる知略【前編】

新ブランド開発、海外販路開拓から国内への好影響を生む

てぬぐいをスカーフとしてヨーロッパから世界へ。最初は全然そんな話ではなかった。
関係者の夢と、偶然とが重なってプロジェクトは一気に進む。
まずは、ドイツとフランス、2年にわたって二つの展示会に。

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事業者

「日本てぬぐい」の可能性を拡げるてぬぐい専門会社

江戸・明治時代から庶民「日本てぬぐい」。昔ながらの「注染」という技法を使いながら、その「てぬぐい」の可能性を拡げるアプローチを続ける。専門店を1987年に代官山にオープン。東京を中心に13店舗の直営店があるほか、全国の小売店でも人気を得ている。

 

株式会社かまわぬ

日本・東京
住所:東京都渋谷区東3-12-12 祐ビル3F
TEL 03-3797-4788
FAX 03-3797-4688
http://www.kamawanu.co.jp

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プロデューサー

技・素材を国内外の企業・クリエーターに提供し、新しい価値を生み出す京都発・伝統工芸の後継者らのプロジェクトユニット

2012年に結成。先人から受け継いだ技術、技法を理解しリスペクトするとともに、新しい価値を見いだしていくことをコンセプトとする。トーマス・リッケのデザインスタジオと連携し、伝統工芸を活性化させ、海外に広め、新たな市場開拓を目指すプロジェクト「Japan Handmade」、伝統工芸に携わる立場から、工房めぐり、工芸体験など、伝統工芸の魅力を伝える観光プラン「Beyond KYOTO」を展開する。

 

GO ON

GO ON プロジェクト事務局
住所:京都市上京区黒門通元誓願寺下ル毘沙門町752
TEL 075-441-5189
http://goon-project.com/

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クリエイティブディレクター

東京にもオフィスを置くデンマークのデザインスタジオOeOのCEO、クリエイティブディレクター

インテリア・建築、プロダクトデザイン、ブランドイノベーションを軸とするデンマーク拠点のデザインオフィス「OeO」のCEOで、クリエイティブ・ディレクター。2012年に京都で発足した伝統工芸の新たな価値を創出するプロジェクト「GO ON」で深く日本の伝統工芸と関わる。東京オフィスもある。

 

トーマス・リッケ

OEO Head Office
http://www.oeo.dk/

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メディア

ロンドンの有名デザイン・ファッションマガジン、WEBストア

建築やデザイン、ファッションに重点を置いたロンドンを拠点とするライフスタイル誌。世界各国の情報を扱い、日本へも視線を注ぐ。日本にエディターが常駐している。

 

Wallpaper*

http://www.wallpaper.com/
http://store.wallpaper.com/

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見本市

国際色豊かなビジネスの場となる世界最大級の国際消費財見本市「アンビエンテ」

ドイツ・フランクフルトで年2回開催される世界最大級の国際消費財見本市「Ambiente(アンビエンテ)」。パリの「MAISON&OBJET(メゾン・エ・オブジェ)」と比較し、百貨店や大手チェーン、卸売業者やディストリビューターのバイヤーの来訪が多い。
そのため「ビジネスの場」という特色が強く、商談に適していると言われる。

 

Ambiente

ドイツ・フランクフルト
開催:毎年2月、8月
http://ambiente.messefrankfurt.com/frankfurt/en/aussteller/willkommen.html

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見本市

通称「ミラノサローネ」。グローバルなネットワークの場、デザインの発信拠点として知られるインテリア・デザインの見本市

「ミラノ・サローネ」は、毎年4月にミラノで開催される世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ国際家具見本市」の通称。正式名「Salone del Mobile.Milano サローネ・デル・モービレ・ミラノ」。「SaloneSatellite(サローネサテリテ)」と呼ばれる、事前審査を通過した若手デザイナーによる自主展示会場が設けられ、ユニークで意欲的なデザイナーの登竜門的存在となっている。同時期に、ミラノ市街でメーカーやデザイナーの自主的な展示もさまざまに行われる。画一的な出展条件がなく、展示の自由度が高いこれらを総称して「Fuori Salone(フォーリサローネ)」と呼ぶ。165カ国以上から31万人以上の来場者が訪れ、ドイツのケルン国際見本市を超える盛り上がりを見せている。

 

Salone del Mobile.Milano

イタリア・ミラノ
開催:毎年4月
https://www.salonemilano.it/

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見本市

「ミラノサローネ」と双璧をなす、1945年に始まった歴史ある世界最大規模の家具見本市

ドイツのケルンで毎年1月に開催、1945年に始まった歴史ある世界最大規模の家具見本市「imm cologne(ケルン国際家具見本市)」。2016年には世界50ヵ国から1,185社が出展し、世界129ヵ国からおよそ11万4千人が来場した。イタリア・ミラノで4月に開催される「ミラノサローネ」と双璧をなす見本市で、ミラノよりもビジネス色が強いと言われる。

 

imm cologne

ドイツ・ケルン
開催:毎年1月
http://www.imm-cologne.com/

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ディストリビューター

国際見本市のスペシャリストとしても知られる、日本の優れたプロダクトをヨーロッパに紹介するディストリビューター

ドイツ・ミュンヘンにデザイン性の高い日本商品を扱うコンセプトショップ「SHUSHU」を展開。国際見本市のスペシャリストとして知られ、日本企業の出展コンサルを行なうほか、欧州の主要見本市に「SHUSHU」としてのブース出展を行なう。ディストリビューターとしても日本のプロダクトを、ドイツ国内、ヨーロッパ各国のデザインショップに卸している。

 

サトミスズキ

http://www.satomi-suzuki-tokyo.com/

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セレクトショップ

コンテンポラリージャパニーズデザインをコンセプトとするドイツ・ミュンヘンのコンセプトショップ

国際見本市のスペシャリストとしても知られるサトミスズキが手掛けるコンセプトショップ「SHU SHU」。ミュンヘンの中心地に約100㎡のスペースがあり、定期的にイベントが開催される。テストマーケティングのサービスも展開している。

 

SHU SHU

住所:Neuturmstrasse 2, 80331 Munich, Germany
http://shushu-munich.com/

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見本市

インテリア業界の「パリコレ」とも呼称される、ブランド発信に適した世界最高峰のインテリア・デザインの総合見本市

フランス・パリで年2回開催される世界最高峰のインテリア・デザインの総合見本市「MAISON&OBJET(メゾン・エ・オブジェ)」。世界中のデザインが集まり先端のトレンドが発信され、インテリア業界の「パリコレ」とも呼称される、。ドイツ・フランクフルトの「Ambiente (アンビエンテ)」とくらべて、デザインで魅せることに重きが置かれ、ブランド発信に適していると言われる。小規模なインテリアショップの経営者やデザイナーの来場が多い。

 

MAISON&OBJET

フランス・パリ
開催:毎年1月、9月
http://www.maison-objet.com/en/paris

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ギャラリー

展示会スペースもあるパリで最も有名なアートブックストア・ギャラリー

90年代にオープンしたパリで有名なアートブックストア、ギャラリー。最新モードブティック・ギャラリー街となりつつあるマレー地区にあり、本だけでなく、雑貨・モード・アクセサリーも扱う。奥に展示会スペースまである。東京・中目黒に「Ofr Tokyo」がある。

 

Ofr.

住所:20, rue Dupetit-Thouars (Carreau du Temple) 75003 Paris
http://www.ofrsystem.com/