Q75
3 answers
A1
回答日
2017.03.21
ローカライジングとはその地の生活に根付くこと。よって、多くの場合、すでにローカライズされています。ただ、海外からの目線で、その価値を打ち出せていない(翻訳できていない)ことが多いのです。海外進出することで、改めて商品やサービスの意味を見つめ直し、価値を定着させる「リ・ローカライジング」が、今まさに求められている気がします。
ローカライジングとはその地の生活に根付くこと。よって、多くの場合、すでにローカライズされています。ただ、海外からの目線で、その価値を打ち出せていない(翻訳できていない)ことが多いのです。海外進出することで、改めて商品やサービスの意味を見つめ直し、価値を定着させる「リ・ローカライジング」が、今まさに求められている気がします。
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A2
回答日
2017.06.28
私たちは、常に海外を意識しています。でも、国によって変えることはしません。理想としているのはiPhone。どの国でもプロダクトを変えず、支持されるモノづくりを目指しています。「日本のモノ」ではなく「良いモノ」をつくりたいからです。
特定のターゲットを対象にするならば別ですが、今はどこの国の製品であるかに関わらず、素晴らしいものを揃えたいと考える人が多いのではないでしょうか。ルイ・ヴィトンやブルガリなどを手がけている海外デザイナーが「なぜ日本人は、ターゲットを『日本好き』に絞り込もうとするのか」と言っていましたが、国籍に関係なく魅力を感じてもらって、結果的に「これは日本の作品」と理解されるのが理想的ではないでしょうか。
もちろん、プロダクトによってはローカライズするべきものもあるでしょう。しかし、マーケティング優先で考えすぎると、プロダクトの魅力を損なうことにもなりかねません。そのあたりのさじ加減は慎重に行うべきだと思います。
私たちは、常に海外を意識しています。でも、国によって変えることはしません。理想としているのはiPhone。どの国でもプロダクトを変えず、支持されるモノづくりを目指しています。「日本のモノ」ではなく「良いモノ」をつくりたいからです。
特定のターゲットを対象にするならば別ですが、今はどこの国の製品であるかに関わらず、素晴らしいものを揃えたいと考える人が多いのではないでしょうか。ルイ・ヴィトンやブルガリなどを手がけている海外デザイナーが「なぜ日本人は、ターゲットを『日本好き』に絞り込もうとするのか」と言っていましたが、国籍に関係なく魅力を感じてもらって、結果的に「これは日本の作品」と理解されるのが理想的ではないでしょうか。
もちろん、プロダクトによってはローカライズするべきものもあるでしょう。しかし、マーケティング優先で考えすぎると、プロダクトの魅力を損なうことにもなりかねません。そのあたりのさじ加減は慎重に行うべきだと思います。
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A3
回答日
2017.11.30
基本的には、海外展開する際に負担が少ないほうが続けやすいため、ローカライジングが最小限で済む方法を考えるべきだと思います。その考えでいうと、まずは既存の商品で勝負したほうがいいと思いますので、日本のライフスタイルに近い国でチャレンジするのがベターでしょう。もちろん多少の違いはあるわけですが、修正範囲が少ないため、最小の労力で済ませることができます。
ただし、色や素材など、日本の感覚とまったく違うケースもあります。たとえば、銘木を使った箸をつくっている「マルナオ」の場合、日本では圧倒的に黒檀の支持が高いんですが、中国では紫檀のほうが高級というイメージがあるんです。それをわからずに黒檀の箸ばかりを持ち込んでも、高い価値のある商品だと受け取ってはもらえません。このあたりの感覚は、やはり現地の人でないとわかりませんので、日本人でない現地バイヤーから情報収集をしたうえで、どんな商品を展開していくかを決めたほうがいいでしょう。
基本的には、海外展開する際に負担が少ないほうが続けやすいため、ローカライジングが最小限で済む方法を考えるべきだと思います。その考えでいうと、まずは既存の商品で勝負したほうがいいと思いますので、日本のライフスタイルに近い国でチャレンジするのがベターでしょう。もちろん多少の違いはあるわけですが、修正範囲が少ないため、最小の労力で済ませることができます。
ただし、色や素材など、日本の感覚とまったく違うケースもあります。たとえば、銘木を使った箸をつくっている「マルナオ」の場合、日本では圧倒的に黒檀の支持が高いんですが、中国では紫檀のほうが高級というイメージがあるんです。それをわからずに黒檀の箸ばかりを持ち込んでも、高い価値のある商品だと受け取ってはもらえません。このあたりの感覚は、やはり現地の人でないとわかりませんので、日本人でない現地バイヤーから情報収集をしたうえで、どんな商品を展開していくかを決めたほうがいいでしょう。
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