トラブルが起きがちな商材輸送を防ぐ方法は？

苔玉「MASUMOSS」（2014年・2015年のMORE THAN プロジェクト）については、とにかく植物防疫の問題に苦しみました。

現地の宅配業者は、日本と違って不在伝票を残してくれないケースもあります。なので、配達に来たことに気づかず、こちらから問い合わせて初めて業者が保管していることに気づくこともありました。

なお、VAT（付加価値税）は基本的に荷受人が支払うので、サンプル送付の際にも注意が必要です。こちらに悪気がなくても、知らず知らず現地の送り先に負担を強いてしまうことがありますので。

私の場合、税関で荷物がストップしてしまい、手元に届かないということがありました。そうならないためには、輸出書類をしっかりと準備しておくことです。

また、現地に信頼できる荷受人がいるとベストです。 また、商材が輸送中に破損してしまうというトラブルもありました。そうならないためにも、破損してしまう恐れが少しでもある場合は、念には念を入れて厳重に梱包するようにしましょう。

輸出入に関する可否の事前調査や書類作成、手続きなどは、経験がなければとても苦労することでしょう。時間に余裕を持って準備をすることが重要です。JETROのWebサイトにはさまざまな情報が載っていますので、一通り調べてから手続きすることをおすすめします。また、難しいことはいっそのこと専門家に聞いた方が早く事が進み、効率的かもしれません。