海外メディアに取り上げてもらう方法は？

事業者と同じように、媒体にもそれぞれ個性があるので、各媒体に適したアプローチをするのが望ましいです。しかし、そこまで手が回らなかったり、対応できる人がいなかったりするのが現実かと思います。

そこでまず、自社の事業戦略およびマーケティング戦略に照らし合わせて、どのメディアにどのような形で出ることが望ましいのかを考えましょう。そして、見本市への出展と、出展内容をターゲットとなるメディアに連絡しましょう。「広大な見本市会場の中で自分のブースに足を運んでほしい」というのがメディアに取り上げてもらう目的になるかと思いますが、仮に来てもらえなかったとしても、関心を得られれば次に繋がる可能性も高くなります。

アプローチを効果的に行うには、各メディアがどのような編集方針を持ち、どのようなコーナーや特集が組まれているのか、などを分析することが大切です。その結果をもとに、適切な人へ、好みそうなネタを適切なタイミングで届けることが必要です。とはいえ、専門的な知識や人脈がある経験者でなければ実行に移すことは難しいかもしれません。きちんと取り組むならば、PRの外部専門家にサポートしてもらうことも検討したほうがよいでしょう。

単刀直入に言うと、メディアは見る者を驚かせ、関心を煽り、さすがと言わしめることがミッションです。その彼らのミッションを支持できる“ネタ”を提供することが大切です。複数ある情報リソースの中で、海外の方が私たちの展開するサービスに期待することは「日本から生まれた新しいこと」「これまでにないアプロー”で日本らしさを発見すること」など。どうやったら掲載されるのか、選ばれるのかの前に、そういったメディアの立場になって、海外の方が何を必要としているのかを本質的なところから考えてみてはいかがでしょうか。